HP 41  SP 40  AP 7  
ATK 1d       MATK 11     
HIT 6        RANG 1      
RESI 2       FLEE 0      
DEF 9   MDEF 3  MOVE 2      
[装備]
ジャックローズ
祈り
魔法の飴の花
闇花の黒衣
革靴
潮騒に咲く
爪のお守り
熟練のリング
[スキル]
薔薇の系譜
影にて灯る
焔の結界
ドールズデアデビル
メイガスメリーメア
ブルーバッドブレイズ
レッドレインリプレイ
カースカットクレイドル
ノーティスナイトノイズ
灼花の魔術師。
17歳。152cm。
傲岸不遜だが仲間想いだった。

リリモニカ。
魔術師にして呪術師の名家、
エーデルシュタイン家の元令嬢。

自らの血を代償に花を生成し、
それを燃やして様々な効果をもたらす
『灼花』の術を用いる。


***

本キャラクターは、
非公式の短期企画
『明日、灯火帰す前』様に参加しています。

本来は既に死亡しており、
8/1~8/31の企画期間終了後、
在るべき場所に還り、ロストします。

***

「女はエーデルシュタインの当主に相応しくない」
その言葉の意味を正しく理解したのは、
果たしていつだったか覚えていない。

父も母も従者たちも、
皆が弟の成長を見守る中、
ただ一人で術を磨き続けた。

道を究めてなお独り。
誰も少女を見てくれやしなかった。
呪術師の家と友達になってくれる
相手なんていない。
であれば故郷に未練などない。


自分はやれるんだ。
自分は強いんだ。
たった一人だったとしても!

見返してやるために、
証明してやるために、
リーンに辿り着き、冒険者になった。


この依頼は二人以上で受けたほうがいい。
心配する宿の主の忠告を振り切って、
魔物の討伐依頼に赴く。
ひとりで洞窟の奥深くへ。

果たして、依頼は完遂された。
たった一人で、完勝だった。
それ見たことか。それ見たことか!
やっぱり自分は強いんだ!

己が実力に酔う慢心ゆえか、
全てを魔力探知に頼っていたためか。
大雨で緩んだ地盤を穿つ落雷。
崩れ落ちてくる天井に気付いたころには、
もうすべてが遅かった。


閉ざされた暗闇でひとり。
ああ、また、やっぱり独り。
花は咲かず。
何もできない。

痛みよりも情けなくて、
それよりも怖くて、
まだ何もしていない、
自分は何もしていない、
何ひとつだってできちゃいないと、
泣き叫ぶ声もやがて遠く。


どうか、どうか。
誰か、リリを見つけて。


それが最期に紡いだことばで。


気が付いた時には。
目の前に、灯火が揺れていた。

***

巡る先で。
それをキミが見つけてくれたから。
それをキミが認めてくれたから。
もうリリは、ひとりじゃない。


ありがとう、シュレちゃん。
ずっとずっと、一緒だよ。


***

イラストは豆腐様より。
背景は七三ゆきのアトリエ様より。
この場を借りてお礼申し上げます。
*
Level 30
リリモニカ
プレイヤーキャラクター - ウォーロック
Creator: Rindo17
Illustrator: 豆腐
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